第54回愛媛マラソン 〜第2章〜

  • 2016.02.08 Monday
  • 11:41
スタートの直前のオープニング
セレモニーには実に4回目のゲストと
して来てくれた高橋尚子さんと共に
「がんばろ〜!」と大きな掛け声をした。
Qちゃんは地元の岐阜のマラソン大会には
毎年参加しておりますが、全国1,700の
市民マラソン大会の多くに参加をしたいと
いうことで2年連続参加するということは
あまりないそうです。
それを考えると愛媛マラソンにこれだけ
来るというのは特例中の特例だそうだ。

ゲートインしてからスタートまでに
待つこと実に40分。寒さで一度
動かしていた体が冷えてしまう。
ゾロゾロと動き始める集団。
いよいよスタートだ。
この日のコスチュームは巨人の
橙魂(とうこん)ユニフォーム。
80周年バージョンの全部が
オレンジのやつを装着しました。
なぜかスタートラインの横にいる
つば九郎とハイタッチしてのスタート。
スタート直後に右手に坊ちゃん列車が
あり、スタートするランナーを見送ります。
そこにやのひろみさんが立っており
皆がハイタッチして過ぎ去っていきます。
実は前回の大会は反対方向にいたので
ハイタッチできなかったので、今回は
ちゃんとそちら側のコースを走ります。
おかげでハイタッチして、名前を呼んで
もらうことができました。
軽く浮かれてスキップのようなジャンプを
して着地した瞬間に左足のふくらはぎが
プルプルと揺れる。まだ300メートルも
走っていないのに。しかも、今まで
練習した中で太ももと膝が痛くなることは
あってもふくらはぎの痙攣というのは
なかっただけに焦りが出る。
やばい、とにかく落ち着かそう。いきなり
歩けないから1キロ8分くらいのペースで
走ろう。ただ、周囲のランナーの走る
ペースもバラバラ。精工ではないが
それでも少しは機能する体内時計が
ほぼほぼ機能をなさない。
とにかくふくらはぎの痛みが落ち着くまで
ゆっくり行こう。もし、それでも痛いなら
恥をしのんでリタイヤしようとまで思った。
幸いにも痙攣は収まって、少しづつ周囲の
景色も目に入り始めた。
距離にして2キロを走ったところで、
ようやくマラソンに入る態勢が整った。
よし、これからだ。と仕切り直す。
相変わらず沿道には本当にたくさんの
応援の方たちが並んでくれる。
1万人のランナーが走りすぎるのを
大きな声で応援してくれる。
ランナーは走り切ることによって
"完走"という栄誉を手にすることが
できるのだが、応援の方はそれが
ないだけに、それでも大きな声で
ひたすら声援をくれる。
損得勘定じゃない。ただ、頑張っている
ランナーを応援したい。その気持ち
だけなんでしょうが、それがたまらなく
嬉しいんですよね。

僕は今回もなるべく沿道側を走って
手を出してる人には必ずハイタッチした。
小さな子供たちにはソフトに優しく、
野球やってるジュニアのメンバーや
高校球児にはちょっとハードに
10人近く並んでいるところに
ハイタッチしていくのは実に爽快!
このハイタッチでエネルギーを
充電する気持ちでやりました。
実際にハイタッチした後は心なしか
スピードが上がります。
へばってきた時のハイタッチは
E線を切ったガソリンタンクの
目盛りが1個増える感じです。
皆さんの元気をエネルギーに
変えて走ることができるのです。

さて、街中を走り続けて距離の
カウントが3キロ、4キロと増える。
スタート直後のふくらはぎの痙攣は
もう起こりそうにない。前のマラソンでは
足の痛みなんてのはずっと先まで
出なかったが今回は太ももあたりに
鈍痛が走っていた。まだ10キロの
声も聞かないうちから早いよな、と
思いましたが逆に調子に乗って
飛ばしすぎた前回よりもペースは
抑えることができている。
なるべく前半にたくさん貯金を
作らないといけないという頭は
あるものの、完走を視野に入れる
ならば無理をしないというのが
得策だった。
街中を抜けて北条バイパスへ突入する。
いわば、ここまでがウォーミングアップ。
6キロを超えてからが愛媛マラソンの
本番となるわけだ。
このバイパスは登り下りが長い。
ほんの少しの勾配でも登りになると
一気に足が止まってしまう。
思わず歩きそうになってしまうが
今回の大きなテーマの「歩かない」を
実践。傍から見ると歩いているように
映っていたかもしれないが、自分の中で
歩くという感覚を除去した。
初マラソンの時に歩いたり休んだりした
後にもう一度走りだすのが本当に
きつかった。なので、速度はどれだけ
落としても止まらない、歩かない。
ただ、頭で思うのと体のバランスが
どこまで取れるのか?走る足が止まったら
そこが自分の終了地点になるかもしれない。
それくらいの気持ちは持っていた。

気持ちが滅入るトンネルの中では
どこかの高校のサッカー部が愛媛FCの
応援歌を声を枯らして歌っていた。
気持ちが落ちるどころか上がった状態で
トンネルを走ることができたのは良かった。
バイパスも順調にこなして、15キロを
2時間切る時間で通過。恐怖の関門も
全然余裕がある。
その地点でリスナーグループが待っていてくれた。





遠くからのぼりが見えていたので、
ちょっと前から「来たよ〜」と大きな
声を出して皆とハイタッチ。
思っているよりも表情に余裕があるなぁ。
レース中の写真て自分では絶対に
撮れないのでこういう写真ってすごくありがたい。

表情とは裏腹に実は足がこの時点で
とっても痛くなっていた。前回は
この距離で使わなかったエアーサロンパスが
早々に投入された。ダメージが早いことに
心配はあったが、もう一つ膝の痛みが
いつ来るのか?最大の不安が拭えない中で
20キロ、そして中間地点を通過。
前回より20分以上も遅いタイムだが
まだ3時間20残しての折り返し。
今回のマラソン中で初めて
「完走できるかも?」という色気が出た。

〜第3章へ続く〜


 
コメント
ナイスラン!(^ω^)
人間、悩むより勇気を出して突き進めば、やれるもんやねっ!(^_−)−☆
未だ未だ3代目は、若いわい!!
これからの人生も益々広がるねっ!!!
では、また・・・
  • プッコラ
  • 2016/02/08 8:08 PM
JAえひめ北条の辺りで 声をかける事が出来て良かったです。8kmで、右膝の半月板損傷の箇所が、痛み出して 37kmで「チーム西条南中」の同級生にリタイアの連絡を入れて 護送車に乗りました。JAえひめ北条の豚汁の誘惑に 立ち止まった2年前。そこも通過して ハタダのおもてなし迄 走れて 関門アウトになった30kmも通過出来たので、今回は満足です。西条南中のエースは、去年より5分短縮の3:07:41と更新。これも嬉しいことです。
  • がんばるまん1号
  • 2016/02/09 12:00 AM
プッコラさん、ありがとうございます。
松山でお会いした時にはほんと弱気発言だっただけに
何とか走り切れたことに安堵感があります。
今回のマラソン完走で今後、いろんなことが頑張れそうです。
応援、本当にありがとうございました。
  • 社長
  • 2016/02/09 10:39 AM
がんばるまん1号さん、ありがとうございます。
見つけて声をかけていただいてありがとうございました。
37キロでのリタイアはゴールが見え始めるだけに残念ですね。
豚汁、食べ損ねました。次回は是非食べたいです!
エースの方は3時間切りまで見えてますね。すごい!
お疲れ様でした。今週はゆっくりケアしてくださいね。
  • 社長
  • 2016/02/09 10:43 AM
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