Stayhomeで映画鑑賞〜懐かし邦画7〜

  • 2020.05.30 Saturday
  • 18:34

1週間のチャレンジも最終日。

ボリューム的に麻雀放浪記を

最終日にしたらよかったかなぁ?とも

思いつつ、一番好きな映画を最終日に

持ってきました。最高のサスペンス映画。

萩原健一さん主演の「誘拐報道」

 

20200527_2995876.jpg

 

この映画を初めて見たのは静岡の

叔母さんの家で、小学校5年生の時。

いろんなことをかなり鮮明に覚えてます。

それくらい自分の中にインパクトが

あったんだなぁ、と。

VHSも持ってますし、DVD化された

時はすぐに購入しました。

それくらいよく見た一本です。

 

<今日もネタバレ満載 閲覧注意>

 

小児科医三田村昇の息子の英之が

誘拐されて3,000万円の身代金が要求された。

各報道機関には子供の命がかかっており

"報道協定"が敷かれた。

再度三田村家に犯人から連絡が入り、工事現場に

行けとの指示があり、そこには英之の帽子と

ランドセルが置かれており母の緋沙子(秋吉久美子)は

半狂乱状態に。警察に連絡したら・・・、

犯人からのメッセージであった。

<ここまで犯人の姿は出てきておらず、

40分ほど経ってようやく姿を見せる>

雪の降り続く日本海への道を一台の車が

走り、電話ボックス前で停まる。

犯人の古屋数男(萩原健一)は三田村家に

連絡を入れると、その後に人質の英之を

海に投げ込もうとする。

しかしながら、崖下に密量者がいたため断念。

「おしっこ」という英之のために袋を開け

すきまから用を足させる数男。

殺意があったものの、この頃からその気持ちが

失せていくのであった。

大阪読売本社の記者たちは

様々なケースの記事の下書きをしたり

警察署に張り込んで情報を少しでも得ようと

躍起になっている。協定が解除されれば

少しでも早く情報を流すためである。

数男は母のいる実家を訪ねるとそこに

妻の芳江から電話がかかる。

振り出した手形が回ってきており200万円の

支払いを迫られていたのであった。

数男は喫茶店を経営していたが、店を

騙し取られて借金まで背負わされていた。

しかし、見栄を張る数男は高級車に乗り

娘も私立の学校に通わせていたために

芳江がいくら内職をして稼いでも

家計は常に火の車。そこで今回の誘拐を

思い立ったということであった。

数男はそこでのぶ代という女と再会し

情事に溺れている間に英之が逃げだし

捕まえる際に財布を落としてしまう。

宝塚市内の喫茶店を受け渡し場所に

指定し、そこに向かう途中に英之が

腹を空かせてパンと牛乳を買い与える。

殺害しようという思いからいつしか

違う感情が数男には芽生えていたのだ。

喫茶店には警察が張り込むがそれを

察知した数男は取引場所を伊丹空港に変更。

空港には警察が張り込み、またしても

警察に気付いた数男は取引の中止を伝え

子供の殺害を口に電話を切った。

数男は何事もなかったように家に戻り

娘の香織と風呂に入る。その後、芳江に

金の無心をするも古屋家にはそんな

金など無く、泣き崩れる芳江にそれを

かばう香織。わずかな小銭をかき集めて

また外に出ていく数男。

英之の具合が悪くなった。寒い寒いと

連呼する英之に毛布をかけるも

数男の精神状態も限界に近づいていた。

腕時計を質草にガソリン代を借りて

時間もわからない。限られた小銭で

三田村家に最後の電話を入れ

カーショップを受け取り場所に指定した。

三田村夫妻は警察に受け取り場所に

来ないでほしいと伝えるも犯人逮捕を

掲げ張り込む警察を数男は発見してしまう。

そして夜が明けて取引は行われなかった。

警察に「何で来たんだ!」とわめく昇。

英之はもう自分たちの下には戻って来ない。。。

精も根も尽き果てた数男は路上に車を

停めていたところをパトカーに発見され

トランクの中から英之が発見され

事件は解決する。

古屋家には大勢のマスコミが押しかけ

心配する香織に芳江は「心配ない」と言う。

しかし、香織は仲良しの同級生を父が

誘拐して逮捕されたのをテレビで知っていた。

真夜中に数男の実家へ行こうと家を出た

芳江と香織に新聞記者の滝はシャッターを向ける。

「うち、お父ちゃん好きや!」

この言葉に滝は写真は撮れなかったと

支局長に伝えるのであった。

事件は解決、号外も立派なものを

作ってお祝いムードになる読売大阪本社。

しかしながら、報道協定解除前に

ヘリコプターを飛ばしたということで

記者クラブからの除名を告げられるのであった。

 

この映画の基本は誘拐した犯人家族を

中心に描くも、誘拐された家庭、そして

それを取り巻く警察や報道機関と様々な

観点から誘拐事件を捉えている。

犯人に対してあまり感情移入というのは

できないのだが、今回の萩原健一の

人間性と追いこまれていくところには

かなり引き込まれていった。

最後の電話をかけるあの鬼気迫る演技は

今の役者さんではなかなかできないかもしれない。

そして、夫をかばう気持ちはあるものの

疲れ切ってやつれた妻を演じる小柳ルミ子さんは

助演女優賞を受賞した。

小柳さんはこの年は歌手一本で行くといっていたが

監督からの強烈なオファーに事務所が折れて

出演が決まったという裏話もある。

結果、この映画出演は小柳さんの女優としての

きっかけを作ることともなった。

娘役の香織はこれが子役デビューの高橋かおりさん。

あらすじの最後に書いたセリフはこの映画の

ビデオのパッケージにも写真つきで使われた。

被害者の父の岡本富士太さんは茫然としながら

無表情でチャーハンを食べるシーンが強烈。

母の秋吉久美子さんの演技も光った。

数男から店を騙し取った悪い人の役に中尾彬さん。

芳江に「俺の女になれ」と迫るシーンがありますが

実の奥さんの池波志乃さんが数男役の萩原健一と

絡みのシーンがあるというのが妙におかしかった。

丹波哲郎さん、ちょい役で菅原文太さんも出てます。

これは大阪読売新聞が実話を元に書いたドキュメントを

映画化したもの。それだけに細かいところとかが

非常に面白い。

興業成績はさほど良くなかったものの後に評価を

グッと上げた一本だ。

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